こんにちは。ライフタイムアドバイザー、ブロガーのゆっか(@_twinler__)です。
突然ですがあなたに伝えたいことがあります。
あ、それ気になってたんだよね、という人は、Amazonプライムビデオで観れるからぜひご覧ください。↓
東京マグニチュード8.0ってなに?
何がそんなに良かったの?
という人は読み進めてくださいね。
この記事の目次
東京マグニチュード8.0って?
2009年のフジテレビノイタミナ枠で放送されたテレビアニメ。
主人公の未来(中1)と弟の悠貴(小3)がふたりでお台場に行った時に東京を震源としたマグニチュード8.0の地震が起きる。
そこから成城の家(なかなかに遠い)まで帰るまでの過程を描いた全11話。
家族に会いたい、と初めて思った。
がキャッチコピー。
Twitterで、『「東京マグニチュード8.0」がAmazonプライムビデオに追加されるらしい、神すぎる。』というツイートをたくさん見かけていて、気になってたので観た。
いやほんと、イッキ見してティッシュ一箱なくなる勢いだったよ。
なにがこんなに心を動かされたのかについてお伝えしていきます。
自分の未熟さを振り返る。
主人公の未来は中1なのだが、まあ反抗期と思春期の真っ只中。
親に反抗しまくり、わんぱくな弟をバカにする、世間にイライラする、うまくいかないことばかりだと思って不平不満を垂れ流す、子どもと大人の間を揺れ動く女の子だ。
でも、ストーリーが進んでいく中でどんどん未来は変化していく。
この過程がものすごくリアルで、美しく、そして切ない。
わたしの中学時代、なんなら今でも共感できることあった。
社会を斜めに見て勝手にネガティブになったり、自分の都合ばっかり押し付ける大人に呆れて大人になりたくなかったり。
未来は私立の女子中に通っていたのだけど、そこもわたしと同じなので面白かった。
人との出会いは、運命である。
東京マグニチュード8.0では、被災したことで新たに出会う人たちとのストーリーがあるのも考えさせられるものがある。
ロボット好きの少年けんたくん、避難所で出会ったボランティアの古谷さん、悠貴と一緒に下敷きにされた店員さん、真理さんの職場で出会ったあゆちゃんなど、少しでもタイミングがずれてたら出会わなかった人との出会いや、起こらない話が多数ある。
毎日何気なく起こっている出来事、生活も実は「運命の出会い」の連続なのかもしれない。
行きつけのスーパーの店員さん、駅で対応してくれた駅員さん、予約したサロンで担当してくれた美容師さん、気付いたらSNSでつながっていたフォロワーさん、クラブでなんとなく仲良くなった人、、、。
自分がこれまで関わってきた人、今関わっている人全員が、自分の人生に必要な人たちなのかもしれない。
そう思うと、目の前の人ともっと真摯に向き合いたいという気持ちになってくる。
でも、東京マグニチュード8.0の中でも心ない発言や行動をする人がたくさんいた。
基本的に世の中は、私利私欲で動く人が一定数いるのは当たり前。
だけどせめて、自分が関わり続ける人たちだけは、心から心身に向き合いたいと思わせられるアニメだった。
東京マグニチュード8.0で、未来と雄貴を導くキーパーソンに、「まりさん」がいる。
見返りを求めずに、目の前の人をいかに大事にできるか。
東京マグニチュード8.0を観て、真理さんの虜になった。
まりさんは旦那を亡くしたシングルマザーで4歳の子どもがいるのに、自分の母親がついているしし、きっと生きていると信じて、目の前で出会った未来と悠貴と一緒に帰る道を選んだのだ。
普通、一刻も早く家に向かうでしょ。
しかも真理さんは被災時バイクを持っていたから、子ども2人連れて歩いていくより遥かに早く家に帰れる。
なのに、目の前にいる人と一緒に帰ることを選んだ。
何故なんだろう。
きっと真理さんは、損得感情を持たず、自分自身の魂に嘘をつかない生き方を体現する人なんだろうなと思った。
真理さんが自分の気持ちを一番に持ってきていたら、正直東京マグニチュード8.0が成り立たない。
そう言い切れるくらい、真理さんの行動にかなり心を動かされた。
「お節介」「優しすぎる」「バカ」という意見もあるようだけど、そう思われてもいいから、その時にできる全力の選択ができる人でいたいよなぁと思った。
防災意識がとてつもなく高められる。
散々泣いて、たどり着いた先に思ったこと。
防災に貢献できる人間でありたい。。。
そういえば、わたしの家にはリュック1つ分の防災グッズが入ったものがあって、もし家で何か災害が起きても最低限大丈夫なようには準備してある。
あとは、大学の授業で新しい授業プランを考えようみたいな時に、なぜか「防災」の授業をつくって他に誰もそんなこと考えてる人いなかったことがあった。
それは、3.11の1年後に東北に1週間炊き出しや取材に行って実際にいろんな人と関わりお話を伺った影響が大きい。
でも、さらに防災に力を入れたいと思うようになったきっかけがある。
熊本地震で、普段の生活の尊さが分かった。
熊本地震だ。
わたしの実家は熊本にある。
東京首都直下型地震とか、南海トラフの地震は結構予言されていてみんな意識はしてるけど、まさか熊本に震度7の地震がくるとは思わなかった。
わたしは上京していたため、親からは「くれぐれも地震には気をつけるようにね」と言われていた。
そう、本人たちもまさか自分の住むところに大きな地震がくるとは思ってなかったでしょう・・。
熊本地震が起きたとき、今でもすごく覚えている。
たまたま家にいて、たまたまニュースをつけていた時だった。
ニュースのテロップに、「速報 熊本で震度7の地震発生」と表示されてた。
、、、、え?
本当にこんな感じだった。
1分くらい食い入るようにニュースを見て、事態がだんだん分かってきて、すぐお母さんの携帯に電話をかけた。
でもかからない。
お父さんの携帯、実家の固定電話、おじいちゃんおばあちゃんの家、、知る限りの家族の番号に電話をかけた。
でも、全くつながらなかった。
気付いたら勝手に涙が出てきて、体が少し震えていた。
お父さん、お母さん、、おじいちゃん、おばあちゃん。。
生まれて初めて、本当の「祈り」を経験したのはこの時だと思う。
頼むから生きててほしい、苦しい思いをできるだけしないでほしいと本当に思って、「あ、自分家族のこと大事に思ってるな」と客観視する自分がいたりもした。
余談だが、その当時付き合っていた彼氏に、熊本に震度7の地震が起きたことを伝えたら、そうなんだ、とさほど気にしていない返信がきて、静かに絶望したことも追記しておく。
最後に
今回は「東京マグニチュード8.0」の魅力をお伝えしましたが、本当にね、騙されたと思って観て欲しいです。
一話だけでいいから。それで自分に合わないと思ったら先を観なくていいから。
「東京マグニチュード8.0」は日本を代表する、この先もずっと大切にされてほしいアニメナンバーワンですね。
是非、↓から観てみてください。
お願いだから、アニメ「東京マグニチュード8.0」を観てほしい。