思春期、小中高生の性問題。カウンセラーをやっていて感じた根深い日本の性教育問題。

こんにちは。ライフタイムアドバイザー兼ブロガーのゆっかです。

中高生、思春期の性について、5年カウンセラーをしてきた経験や、教育学科の学生として学んできたことを踏まえ、お話します。

重めなテーマかもしれないけど、見てみぬふりをする現場の先生や親御さん、何かと性の話題が好きな変態な読者のみなさんに、是非日本の性教育について考えていただきたい。です!

《この記事で伝えたいこと》

  • 性に関する悩みを持っている若者は、多い。
  • 学校現場で性教育をしっかり行うべき。
  • 性への正しい知識や考え方を身につけることは、一生役に立つ。

どんな性教育を受けてきましたか?

わたしは小学生の時に、女子だけ呼ばれて生理についての話を保健室の先生からされた記憶があります。

あとは中学生の時に性交渉(セックス)について学んだ気がしないでもない?避妊をしっかりしよう、性病に気をつけようとかそういう話をうっすらされた記憶があるようなないような。

そう、ほぼ覚えていません!!!!

同じような人が多いのではないでしょうか。

じゃあどこで性に関する知識を手に入れていたかというと、経験豊富な友達の体験談や、ネットで調べたり。(小学生の頃は図書館でその類の本を読んだりしてましたww)。

そして実際それは今の思春期の子どもたちも変わらないことが、カウンセラーの経験を通して分かりました。

性に関する悩みを持つ子どもたち

守秘義務があるため、具体的にどのような性に関する相談を子どもたちがしてくるかはここでは伝えられないけど、実にいろんな悩みを彼ら彼女らは持っています。

勃起、セックス、妊娠、前戯についてなど、本当に様々。そして年齢も様々。何度も驚かされました。

性に関する話って、学校ではなかなか本気ではできない環境ですよね。わたしがボランティアで通っていた小学校でも、セックスという言葉は知っていても面白がって使っていたり、一部の子どもはセックスと聞いてすごく嫌がったり、先生も注意したりなど、なんだか扱いづらそうな場面に遭遇したことがあります。

日本の性教育は、普通に限界がある

性教育の問題は結構難しくて、あまり深く性教育しない方がいいという意見も少なくないです。

性教育を行うことで、子どもたちに性行為を推奨していることになるというトンデモ理論を述べる自治体のお偉いさんもいて問題になったような、、。

つまり、日本の性教育=性交渉についてなんですよね。

それだけじゃなくて、性被害に遭わないための教育も性教育でするべきだと思います。子どもならなおさら。世の中病気レベルで子どもに性的な目を向ける人もいるから必ず必要なのでは。(逆になんでしてないの)

衝撃的だった大学教授の一言

大学の授業で、教授が「学校は避妊方法しか教えない。やれば子どもはできると思ってたけど全然そんなことない。むしろなかなかできない。どうすれば子どもができるのかをちゃんと教えないとダメだと思う。」と言っていたのをすごく覚えています。

もちろん避妊も大事です。特にこれだけインターネットが普及して子どもがアダルトサイトなどに繋がる可能性はあります。好奇心から性行為に発展することもあるでしょう。だから避妊方法を教えることは絶対だと思います。

でも、今は不妊治療をしている人もたくさんいますよね。どうして子どもができるのか、生理や排卵の仕組みを正しく知っておくことって、学校で当たり前のことのようにやるべきなのではと考えます。

学校、親子間で性に関する話す時間をつくろう

学校で男女分けることなく、生理や排卵、性行為、性病についてしっかり学ぶ場があるといいなと思います。

いざ性教育の授業をするにも、管理職のOKが出るのが難しかったり、学年間の教師同士の価値観の違いで内容を新しくするのは簡単なことではないでしょう。

親子間でも、家庭によって性教育の格差があると思います。そもそも自分自身が親からちゃんと性について話された経験がある人は多くないでしょう。。

どうすればうまく話せるか分からない、どう切り出せばいいか、など相談がありましたらこちらから連絡してください。

一緒にベストの方法を考え、実行するところまでサポートします。

面白おかしくではなく、性の価値観をお互いに話すことってすごく楽しいんですよね。

ここからは大人の話になるけど、性って深いよね。どんなに好き同士でも体の相性がうまくいかなくて別れたり、性行為に愛は必要か?不要か?という議論もどっちが正解とかないし。

大事なのは、色んな情報や意見に触れつつ、自分自身の性に対する価値観を認識することじゃないでしょうか。

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