こんにちは!ライフタイムアドバイザー、ブロガーのゆっか(@_twinker__)です。
あなたは久石譲さんの音楽を聴きますか?
言わずと知れたスタジオジブリの作品は観ますか?好きですか?
今回は、わたしが去年の夏に久石譲さんのコンサートに行った時に体験した、人生の転機を実感した話をしたいと思います。
この記事の目次
小さい頃からジブリと一緒に育ってきた。

わたしは小さい頃からジブリ作品を見て育ってきました。
小学校低学年の頃「千と千尋の神隠し」が公開された時は、とても暗そうな映画に見えて絶対観にいきたくない!と言うわたしを無理やり親が映画館に連れていき、その後3回も観にいった思い出があります。笑
天空の城ラピュタ、風の谷のナウシカ、となりのトトロ、ハウルの動く城、崖の上のポニョ、紅の豚、風立ちぬ、どれも思い出のある作品ばかりです。
大人になってから見る頻度は減りましたが、紅の豚が特にお気に入りの映画になったのを自覚して成長したなぁと思いました。
大学の音楽の授業でSummerを練習した
わたしは小学校教員免許をとる課程にいるため、音楽の授業が毎週必ずありました。
テストもたくさんあり、音楽留年する学生がいるレベルだったので必死に授業に参加していましたね。
そんな中、久石譲さんのsummerが楽譜にあったんですね。
練習していく中で、これまで何度も思っていたけど忙しさに消されてしまっていた大切な願い事が明確になりました。
「久石譲さんのコンサートに行きたい。実際にこの目で、この耳で、ジブリの音楽を感じたい。」
2019年8月1日久石譲&ワールドドリームオーケストラを観に行った
危機一髪!ギリギリでS席を獲得。
思い立ったが吉日で、ネットで調べると、なんと静岡の一般席が若干数余っていました。
急いでチケットを取得。S席の一番後ろの席でした。

東京は完売、一番家から近くてまだゲットできるところが静岡でした。
チケットが取れた時は、やっといけるんだ、、、という静かな、でも確固たるワクワク感が凄かったです(伝われ)
静岡観光を楽しむ。はずが…。
朝に東京を発ち、静岡に。
コンサートまでの時間でおいしそうなご飯屋さんを調べて食べに行ったり、期間限定のコジコジのショップに行って楽しもうと思っていました。
コジコジに関する記事はこちらからどうぞ。
しかし、旅にはハプニングがつきものです。
ポンコツなわたしですからなおさらです。
行こうと思っていたおいしそうなご飯屋さんが、老夫婦が経営されてるおにぎりとおでんやさんだったんですね。
そこでわたしは食あたりを起こします。
超元気で向かって、老夫婦ともお話して「いいお店だなあ、こんな個人経営でご飯のおいしいお店こそ長く続いて欲しい。」と思っていた矢先。
ちょうどコジコジショップでぐるぐるしていた時です。
お腹もグルグルしてきたんですねぇ(全然うまくない)
お手洗いに行ってはグッズを見て、気付けばまたお手洗いに、、の繰り返しでした。笑

ゆっか
やばいぞお腹が痛すぎる、、これコンサート行けるかな。
何しにきたんだろ自分。。つら。。
熱っぽくてお腹が痛くてたまらないわりに、嘔吐も下痢もなくわけのわからない体調で、とりあえずギリギリまでお手洗いで安静に過ごすことに。
もうね、意地で会場まで行きましたよ。お腹を押さえながら。
一番後ろの席でよかった、、なんかあったらスムーズに外に出れる!と強く思いました。笑
会場の一体感が忘れられない。
いざ会場が暗くなり、久石譲さんがステージに入ってきた瞬間、一瞬腹痛飛びました。
一曲目はスタジオジブリとは関係なく、世界初公開の新曲だったのですが、久石譲さんの指揮に合わせて奏でられた音を聴いた瞬間、本当に自然に涙がホロっと流れたんです。
これ本当です。嘘っぽいけど本当の話です。
そして、これまでの人生で起こったいろいろなことが脳裏をよぎり始めました。
これも本当です。今思い出してもゾクっとします。
昔の写真とか思い出が、断片的に次から次に意識にのぼってくる感じです。
とても不思議な体験で、強烈な印象として今でも残っています。
そして何より、会場の拍手と一体感が凄かったです。
今思い出してもゾワっとする。。
S席の一番後ろの席ですらそうなので、前の方とか本当に凄かったと思います。
メインは魔女の宅急便でした。
この動画と同じオーケストラの演奏でしたが、魂が震えるってこういうことをいうのか、という感じでした。
キキが故郷を離れ、魔女として独り立ちしていく過程を音楽で感じながら、自分の人生も色々あったな、どんな意味があったんだろうか、何をしてきたんだろうか、と考えさせられていました。
おそらくこれは会場にいた人たちもそうだと思います。
本当に温かさと感動に満ちた一体感で、そのパワーにも涙出る、というくらいの環境でした。
今ここでみんな本当にやりたいことやったら、世界変わるよね、戦争とかなくなるよね。と思わせるエネルギーの高まりが感じられて凄かったです。
最後は会場のほぼ全員がスタンディングオベーション。
。。わたしはお腹痛くて立てなかったので一生懸命拍手をしました。。←
アンコールで紅の豚の曲を聴いた。
アンコールでは、紅の豚とハウルの動く城に出てきた曲の演奏がありました。
ここでもボロクソに泣きました。
帰りもお腹痛くて結構しんどかったので、夜行バスで帰る予定だったけど新幹線で即帰りました。
でも、すごくすごく幸せな気持ちでした。一生忘れないと思う。
大嫌いだった自分の過去の人生って、変えられるんじゃないか。
久石譲さんのコンサートに行って一番の収穫だと思ったのは、「自分の過去は変えられるんじゃないか」と漠然と考えさせられたことです。
よく、”過去は変えられない。変えられるのは今と未来だけだ。”みたいなことが言われているけど、過去をどう捉えるかで過去って変化するのではないかということです。
今なら笑い話にできるけど〜〜、という下りにも「過去は変えられる」要素があるように思います。
その時その瞬間は死ぬほどしんどかったり絶望を感じたりするけど、未来の自分も同じように捉えるかは分からない。
むしろ、過去にあった変えられない事実をどう捉えて「自分にとって必要だった過去」にしていくかが大事な視点だったりする。
一番残念なのは、過去の事実に対して自分を責め続けて終わること。
ついついマイナスな方に引っ張られてダースベーダー発動してしまいそうになるときもあるけど、そこでグッと立ち止まって、人として美しく進んでいきたいものですね。

最近「ホンモノ」に触れることの魅力が今になってようやく分かってきました。
”趣味は美術館巡り”っていう人たちに対して、カッコつけてるなぁ〜とか思っちゃってたけど、今なら理解できます。笑
ホンモノの芸術は、見た人、感じた人の人生の捉え方をも変化させて、その人の価値観や考え方に深みを持たせてくれるものなのだということが分かりました。
久石譲さんのコンサート、また必ず行きたいです。
心の浄化って超絶大事。。。

・スタジオジブリ作品が好きな人
・久石譲さんの音楽が好きな人
・自分のことが嫌いだと感じる人
・人生を変えたいと思っている人